特別ミネラル栽培の会
特別ミネラルの会は「安心・安全で儲かる農業」をモットーに、福島県・栃木県の農家約200名で構成された団体です。微生物や微量要素の働きを活用し、安心・安全な農業を目指しています。[PR]作物の病気・害虫でお困りの際はいつでもご連絡ください。⇒株式会社井手商会
福島の梨(幸水・豊水・二十世紀)
糖度と安全にこだわりました
「くだもの王国ふくしま」その福島市の北西部を走る国道13号と115号を結ぶ県道を通称『フルーツライン』と呼びます。サクランボ・桃・梨・ブドウ・リンゴと、さまざまな果物に出会うことができます。
特別ミネラル栽培の梨は、このフルーツラインの奥、吾妻連峰の麓で栽培しています。
■味を追求するための土作り
庭坂梨出荷組合では、本物の梨の甘さにこだわり、まず土作りからはじめました。土壌改良などという言葉もほとんど知られていなかった頃から、約15年かけてミネラルをたっぷりと含んだ土作りに挑戦して来た結果、ここ数年でやっと自分たちが納得できる程度の味のナシをつくることができたと思います。
何年もかけて作り上げた「土」、吾妻連峰から流れ出る「水」が私たちの梨を育ててくれています。
(写真右は7月後半の梨です)
■安心・安全にこだわって
私たちは、梨本来の甘みにこだわるともに、安全性にもこだわって栽培してきました。甘い梨を作れば、それは虫たちの格好の餌食となります。
殺虫剤に出来るだけ頼らないためにはどうしたらよいか?
色々な対策を試した結果、私たちがたどり着いたのが「ニーム」を利用した害虫対策です。
ニームの顆粒を農場一面にばら撒き、定期的なニームオイルの散布をすることによって害虫を寄せ付けない環境を作ることによって害虫被害を軽減しています。写真(左)で梨の木にぶら下げてあるのはニームオイルを希釈したもので、これをぶら下げておくだけでも虫が寄り付きにくくなります。
■新たな問題!!猿が…
やっと自分たちが納得ができるナシが出来ると、新たな問題が浮上しました。それは『サル』です。
もともと、吾妻連峰にはたくさんのサルが生息しており、その麓にある農場はサルにとって格好の餌場になってしまっていました。しかし、昔ならば、全ての農場に平均的に被害が出ていたのですが、ここ数年「特別ミネラル栽培の農場」だけで被害が多発しているのです。
原因はサルに聞いてみないと分かりませんが、やはりサルも味が分かるのでしょうか…。
写真(右)はサルよけのネットです。
■栽培している梨の種類
- 幸水 (出荷目安:9/1-9/15)
- 豊水 (出荷目安:9/20-10/10)
- 二十世紀 (出荷目安:9/20-10/10)
- ゴールド二十世紀 (出荷目安:9/25-10/10)
- 新高 (出荷目安:10/10-11/15)
来歴:国立果樹研究所が「早生幸蔵」x「菊水」を高配育成し、昭和34年に「幸水」と命名・発表された赤梨の品種である。
果実:果重は300〜500g位で玉揃いが良い。果形はやや扁円形、果色は淡緑褐色となり。果肉は緻密で軟らかく多汁で、甘みが強く酸味少なく、品質・食味は極めて優良である。
果汁は350〜400g位で、果形は腰高の円形、果色は赤褐色である。果肉は緻密で軟らかく多汁で、酸味は少しあるが、甘味強く食味は濃厚で良く、日本梨の中では極上の品質である。
果汁は300〜350g位で、果形は円形に近く、良く整い玉揃いは極めて良い。肉質は軟らかく緻密で多汁で甘み多く、肉質は極上できわめて美味である。
現品種「二十世紀」とほぼ同じで、果汁は300〜350g位、果皮は黄緑色で、無袋ではサビの発生は中位。果肉は緻密で多汁、甘味多く品質は極上である。樹性も「二十世紀」と同じである。
果重は400〜500g位の極大果で、果肉は「早生赤」より緻密で、軟らかく果汁多く食味は濃厚で良い。樹勢が衰弱すると小果になり甘みが低下する。貯蔵性は高く翌年の2月頃まで可能である。